キツネはオオカミさんのおうちで初めてのお泊まり。
「あしたは海へ連れてってやるからな」
オオカミさんとキツネは海釣りへ行きました。
オオカミさんは「クマの10倍はあった」というデッカいカジキを釣って見せてやると大ボラを吹きましたが…。
魚が釣れるのはキツネばかり。オオカミさんは一匹もつれません。
釣れたの子ダコの大海賊だけ。
キツネがゲラゲラ笑うと、オオカミさんはキッとした目で
「おかしくない!お前が周りでバタバタしてたからカジキが釣れなかったんだ!お前のせいだ!」
と言った後で、
しょんぼりとして、小さな声で
「ごめんな、キツネ。カジキが釣れなくて」
ところがキツネは「なに言ってるのオオカミさん。
もっともっと、でっかいおおものを釣ってくれたじゃない」
ありがとうオオカミさん。
ありがとうキツネ。
ありがとう、ともだち!
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- 感想投稿日 : 2023年11月22日
- 読了日 : 2023年11月22日
- 本棚登録日 : 2023年11月22日
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