ジウ 3 (中公文庫 ほ 17-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2009年2月1日発売)
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感想 : 408
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美咲と基子。まるで対照的な二人は一時期、特殊急襲部隊SATで切磋琢磨し合った仲だった。やがて二人の進む道は違い、二人の信じる道も決して同じではなかったが、しかし無法地帯となった歌舞伎町で二人は再び相まみえる。それぞれが自動小銃を持って――ジウシリーズ完結編。

あまり警察小説というジャンルに馴染みはないんだけど、テロだとか、銃撃戦だとか、腐った警察機構だとか、意外な大物黒幕だとか、そういったのがキーワードなんだろう。あえて二人の若い女性を主人公にし、ライバルとも親友とも言える二人の関係を織り交ぜることで格別のエンターテイメントに仕上げる。最後はしっかりとまとめてきました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年1月16日
読了日 : 2012年1月15日
本棚登録日 : 2012年1月16日

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