今後結婚したら必ず考えなくてはいけなくなる家計管理について、やさしく教えてくれる本。
とくに驚いたのが、車の維持費の高さ!自分は車を持っていないから意識したことがなかったけど
車を持つって、こんなにお金のかかることだったのね・・・
保険についても勉強になった。とりあえず何か保険をかけていれば安心ではなく
家族に不測の事態が起きた時に、いくらお金が必要になるのかということをしっかり把握して
そこから、どんな種類の保険が必要なのかを考える。
具体的な数字をシミュレーションして備えることで、「何かあったとき」のことを、やみくもに心配することがなくなる。
とてもためになる本だったけれど、気を付けたいこともある。それはあまり家計管理をガチガチにしすぎないこと。「功名が辻」の一節にもこうある。
『家計のやりくりというのは、けちの精神でやっては一家がしみったれてくるし、ソロバン勘定だけでやると家のふんいきが殺風景になってくる。やりくりは工芸的な感覚でやるべきであろう』
本で読んだことを参考にしつつ、この一節を忘れずに生活したい。
- 感想投稿日 : 2011年1月19日
- 読了日 : 2010年1月
- 本棚登録日 : 2011年1月19日
みんなの感想をみる