死んでも何も残さない: 中原昌也自伝

著者 :
  • 新潮社 (2011年3月1日発売)
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感想 : 26
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虚実皮膜。

「貧乏な都会っ子は不幸だ。共感は得られないし、生まれ変わることもできない。世界中のモノや情報が腐るほど視界に入ってきても、結局、手に入れることができない境遇。寂しくて、みんなが好きでないマイナーなものに想いを寄せるしかなかった」

この一文に、解毒された。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Essay/エッセイ
感想投稿日 : 2011年6月26日
読了日 : 2011年6月26日
本棚登録日 : 2011年6月26日

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