フィルハーモニーの風景 (岩波新書 新赤版 135)

著者 :
  • 岩波書店 (1990年8月20日発売)
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本棚登録 : 125
感想 : 19
5

嫌味のない文体で、スラスラ読めて面白い。
バブル期に書かれていて、サントリーや新日フィルができた当時のこと、その頃の岩城さんが指揮していた海外オケの様子などがよく分かった気になれる。
個人的に一番良かったのは5章の「指揮者のこと、ホールのこと」だが、そこにたどり着くまでのビルドアップがあったから、余計にクライマックスを感じられたのかもしれない。
文章・編集が本当に巧いです。
彼の他の本も探したくなった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 音楽
感想投稿日 : 2016年10月5日
読了日 : 2016年10月3日
本棚登録日 : 2016年10月5日

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