嫌味のない文体で、スラスラ読めて面白い。
バブル期に書かれていて、サントリーや新日フィルができた当時のこと、その頃の岩城さんが指揮していた海外オケの様子などがよく分かった気になれる。
個人的に一番良かったのは5章の「指揮者のこと、ホールのこと」だが、そこにたどり着くまでのビルドアップがあったから、余計にクライマックスを感じられたのかもしれない。
文章・編集が本当に巧いです。
彼の他の本も探したくなった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2016年10月5日
- 読了日 : 2016年10月3日
- 本棚登録日 : 2016年10月5日
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