仕事や旅行で、外国に行く機会が続いています。
現地を歩いて、現地の人と話をすると、その土地、その国の歴史と地理、そして宗教について、「もっと学んでおくべきだなあ」と、感じることが多々あります。
そんな反省をしていたところ、宗教についての基本的な知識が学べそうな本があると知って、読んでみることにしました。
まず最初に「なぜ宗教について学ぶべきなのか」について説明されています。
そして日本の宗教を皮切りに、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教といった世界宗教、さらにはインドの宗教、南・東南アジアの宗教、東アジアの宗教について、それぞれの特徴が完結に説明されています。
題名に「ビジネスマンのための」とあるように、日本人が主に商用で海外を訪れた際に、現地の宗教的な背景を踏まえてどのような点に注意すべきか、具体的なアドバイスが集められています。
全体を通して感じたのは、日本人は宗教的な戒律がほとんどない生活を送っているということ、そのことを意識して、外国で行動しなければいけない、ということ。
特に食べ物については、各国、宗教ごとに、多くのルールがあるのだなあということを、再認識しました。
そして外国で行動するにあたって、相手に不快な思いをさせてしまうことがあるということも、意識しておかなければならないなと感じました。
外国を訪れる前に、もう一度さらっと読み返す。
そんな使い方ができそうな一冊でした。
『世界経済の大潮流』水野和夫
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4778313119
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- 感想投稿日 : 2016年4月4日
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- 本棚登録日 : 2016年4月4日
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