健康関連の本を読むようになって、加工食品がどのように作られているか、どのような添加物が含まれているか、気になるようになりました。
その食品添加物について、食品加工工場に使用を指南していた著者が書いた書籍をAudibleで聴いて、入れられている食品の幅広さと、使用されている添加物の不気味さを、知ることができました。
『食品の裏側』
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B00D6AI6FC
同じ著者が、”実態編”と名付けた第2弾を発表していると知り、こちらもAudibleで聴くことにしました。
本書は9章で構成されています。
序盤は、日本人が食べている食品にどれだけ、添加物が使われているかについて。
前著と重複する部分もありましたが、廃棄物に近い食材を「安くて美味しい」食品に仕立ててしまう食品添加物のすごさと怖さを、あらためて認識しました。
ビール"風"飲料はこれまでなんとなく、避けていたのですが、本書を読んで「このまま飲まないでおこう」と思いました。
また、日本で使用が許可されている食品添加物が増えていること、その背景として海外からの輸入食品の増加があることは、心に留めておこうと思います。
中盤は、食品添加物の危険性について。
前著を聴いて、「もっと知りたい」と思っていたので、回答を提示してもらえたように感じました。
食品添加物そのものの原材料を知ってしまうと、口にしたいとは思わなくなりますね。
また、食品に含まれる塩分、油分、糖分の表記については、「わざと分かりづらくしているのでは?」と疑ってしまいました。
終盤は、日本人の食事に関わる問題点と、「では、どうしたら良いか」について。
自然の産物である野菜や魚に対して、形や色の良さ、均一性を求める。
野菜に虫がついていることを、極度に嫌がる。
日本人のこれらの志向が、食材にプラスアルファの加工をしてしまう要因の一つになっているのですね。
虫がついていない野菜、カットされているのに変色しない野菜はどのような経路を経て自分の口に入るのか、考えるようにしたいと思います。
全体を通じて、前著よりも、食品添加物以外の話題に割かれているページが多いように感じました。
(それだけ著者は、日本人の食に問題があると、主張したいのだと理解しました)
そして食品添加物がどのように使われているかについては、前著と重複する部分も見受けられました。
それでも、食品添加物の製法とその危険性、そして前著にはなかった加工食品の製法などを読んで、この分野の知識を増やすことができました。
しばらくは、スーパーやコンビニで食品を買う時、原材料名をチェックする時間が長くなりそうです。
時間が経つと”易きに流れて”しまうので、食に関する本は今後も、意識して読んでいきたいと思います。
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- 感想投稿日 : 2024年2月5日
- 読了日 : 2024年2月5日
- 本棚登録日 : 2024年2月5日
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