聞仲戦最終章の始まり。動力炉を壊し、金鰲を崑崙ごと沈め、怒った聞仲をフクロにする作戦の太公望達の前に、遂に彼は現れる―――。
この巻は聞仲と、崑崙の仙道&その仲間達との激戦が続き、その大半が封神されてしまうという、非常に悲劇的な巻です。趙公明戦とか、悲しいシーンが今までこのシリーズには沢山あったけれど(そして名シーンだと思ったけれど)、ここまで仲間がバタバタと死んでゆくのは、悲しいを通り越して衝撃的でさえありました。「星降る時」っていうサブタイトルは魂魄の星が降るっていう意味もあるのかなと考えて、また切なくなったり。
あの人物がまさかの再登場して、あの運命の二人を再会させたり、封神計画にもまだウラがありそうだったり…。最終巻に向けて眼が離せない激動の巻。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
藤崎竜関連
- 感想投稿日 : 2010年9月6日
- 読了日 : 2010年9月6日
- 本棚登録日 : 2010年9月6日
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