また、どの恋も成就することなく悲しく終わるのかと思ったらそうではなかった。戦争中であったり、売られたりして厳しい状況におかれた女たちなんだけれど、なんとか命をつないでいくとそこに人のつながりができてくるという感じかな。短編集だけれど話と話がつなっがていく、それがおもしろい。
お嬢様も和江も自分のお嬢様を自覚して、そのうえで女の生き方について考えているところが和江いいやつと思ってしまった。最後に成就できて年老いるまで共に暮らせてよかった。
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- 感想投稿日 : 2012年8月18日
- 読了日 : 2012年8月18日
- 本棚登録日 : 2012年8月18日
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