面白いのだけど、いろいろとモヤモヤする映画。主人公の「わたし」を演じるジョーン・フォンテインが屋敷の中で卑屈な姿をずっと見せられるのだが、その中で仮面舞踏会では今までに見たことのない満面の笑顔! でもその次の瞬間に彼女は墜落してしまう。こういうあたりはとってもいいと思うのだが、最後の最後で明らかになるレベッカの死の真相は正直、肩すかしみたいなところもあり、このエンディングで「めでたしめでたし」になるのかという疑問は尽きない。でも、そういうところも含めて実に陰翳のある映画だと思った。
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- 感想投稿日 : 2016年2月29日
- 読了日 : 2016年8月5日
- 本棚登録日 : 2016年2月29日
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