まーさんの感想・レビュー

1984年 (1975年) (Hayakawa novels)

著者 : ジョージ・オーウェル 新庄哲夫

これもPSYCHO-PASS1期15話の引用から。

．．．ディストピアものだとは知っていたがこれは本当にひどい世界。
三橋貴明「新世紀のビッグブラザーへ」のイヤさは、特アに日本が乗っ取られるという設定の「屈辱さ」だが、本家の「恐怖」は比較にならない（特に後半）。

支配階級がすべてのリソースを「支配そのもの」のためだけに投入し、人類の幸福も進歩も未来もなくなった世界。特権階級を除いた全員が不幸になる、共産主義（というかスターリン主義）の究極の形。
読後感は最悪。まさに悪夢の世界。

感想投稿日 : 2015年1月3日

読了日 : 2014年12月30日

本棚登録日 : 2014年12月22日