感想が書きたくてもう一度読んだ本。初めて読んだときは興味本位。
『メタモルフォシス』
プレイ中の死亡を至高の快楽として捉えていた主人公が、誰かの真似ではなく自分自身のマゾヒズムに気づく。一般人の無自覚な変態さを軽蔑するサトウの考え方に、何故か納得してしまった。
『トーキョーの調教』
プレイとアナウンス教室での武内愛子とのやり取りで、与えられた技術を駆使していた没個性から自分自身の個を見つけた?
主人公の内面がとても丁寧に描かれていて、傍から見たら快楽の追求という俗物的なことなのに、神聖さすら感じました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月3日
- 読了日 : 2020年7月18日
- 本棚登録日 : 2021年1月3日
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