江國さま初期の短編集。のちの長編への息吹が感じられるが、青かったり生々しかったりでそれがまた魅力。他人の葬式に行くのが好きな夫妻に魅入られる『清水夫妻』は大正時代あたりに書かれた時代感。寡婦のママとふたりの年寄り娘がただ年末の買い物を盛大にするだけの『奇妙な場所』の空気もいい。細部の描写に神が確かに宿っているよ。それとも恋愛が出てこない話が好きなのか、私w
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- 感想投稿日 : 2024年2月20日
- 読了日 : 2024年2月20日
- 本棚登録日 : 2024年2月20日
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