「本屋」は死なない

著者 :
  • 新潮社 (2011年10月31日発売)
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本棚登録 : 324
感想 : 53

へーえ、とうなること多数、面白かった。近所の本屋は閉店してしまった。僅かに本を買い続けてはいたけれど、私はその書店の棚を育てる客ではなかったな、きっと。個性的な棚ではなかったと思うけれど、注意力不足で気付かなかったのか、独自のカラーを打ち出す棚そのものがなかったのか、どちらだろう。

たまたまこれの前に読み終わった本の台詞が、私の中でこの本とリンクした。「一億稼いだとしたら、『あぁこれだけ損ができる』と思うのが本屋さんなの」と出版社の社員。損するとわかっていても出さなければいけない本のために、違う場所で余裕を作る(ちなみにその本は朝霧 / 北村薫 , 2004.4 -- 創元推理文庫)。独特な存在だなぁ、本って。

今度本屋に行ったら、そういう目で見てみよう。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 本を。
感想投稿日 : 2013年1月24日
本棚登録日 : 2013年1月24日

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