アフリカの蹄 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1997年7月14日発売)
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本棚登録 : 536
感想 : 61
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舞台は明らかに書かれていないが、南アフリカのアパルトヘイトについて書かれていることは誰もがわかることだろう。それにしても人種差別の凄さは恐ろしい。同じ人間であることをどうして忘れてしまうのだろうか。信じられない〜っていう思いだが、誰しも心の奥底に持っているものだと思う。自分を含めて同胞が1番だという自負。今でこそ南アフリカは改善されてきたが、いつまたどこで始まるかわからない。それほど人種が混ざり合ってきているからだ。本書でも医師として人間として巨大な敵に立ち向かう日本人医師の姿勢が素晴らしい。正義や平和の真の意義を全ての人が持っていたら平和な世界になるのに。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 4つ★
感想投稿日 : 2004年11月22日
本棚登録日 : 2004年11月22日

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