命もいらず名もいらず 下 明治篇 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2013年5月17日発売)
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感想 : 36
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幕末の時代物はいくつか読んできて、その度に時流のなかで立場は違えどそれぞれが志高く、自分のことも周りのことも全てに懸命に向き合って生きている姿に感動してた。
そんな生き様に憧れはするものの自分が普段思い描いている格好良さとは全然違っていて、あまり共感は出来なかった。でもこの山岡鉄舟は…!師匠と仰ぎたい程に格好良い!自分もこんな風に力強く真っ直ぐに気概に富んだ人物になりたいと思った。
あの激動の時代に自分の道を見失わず、徹頭徹尾忠に尽くす。本当にすごい。
スケールは全然違うけどとても共感する考え方がたくさんあって、自分の物の見方に少し自信を持てた。自信になったといえば特に、自分のためになることが人のためになるという生き方!自分のためって利己的でいけないことかと思っていたけれど、決してそうではないんだなぁ。

あー、思うところいっぱい!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年10月30日
読了日 : 2014年10月30日
本棚登録日 : 2014年10月30日

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