「学生が授業中に携帯使うのはダメでしょ」と何の疑問もなく思ってたけど、携帯が彼らや場合によってはその家族の生活を支える大切な命綱になっているケースもある。
就学を支援する制度は奨学金をはじめとしていくつもあるのだから、それで教育を受ける機会は最低限保証されているのではと思ってたけど、それが教育ではなく生活を支えるだけで精一杯になっているケースも多々ある。
想像以上に貧困の根は深いことを思いしりました。
特に、バイトなど稼ぐ手段もなく何にしても保護者に身を委ねないといけない中学生以下の子たちのルポが、読んでいてとても辛く感じました。
でも、どの年代のルポにも熱心に問題に取り組まれている先生方が紹介されていることに、少なからず希望を感じられました。
それにしても、救ってくれるはずの公的な制度にある矛盾・歪みはどうにかならないのかなと思います。
自治体など「柔軟な運用を」と言われる一方、そうしたらしたで「属人的な対応は差別を生む」とか言われてしまうのでしょうけど…もどかしいですね。
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関心のままに
- 感想投稿日 : 2014年1月23日
- 読了日 : 2014年1月23日
- 本棚登録日 : 2014年1月4日
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