そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 80)

  • 早川書房 (2003年10月1日発売)
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本棚登録 : 5547
感想 : 699
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初めて読んだアガサ・クリスティー。
推理小説に最近興味を持ち始め、とりあえず某探偵漫画で知った有名な作品を読んでみたくて、図書館で借りた。

推理小説初心者だからか、普段海外文学をあまり読まないからか、文章が独特でカタカナの人名が覚えにくく、最初は少し読みにくさは感じた。けれど中盤あたりからは文章に慣れたし、タイトル通り“誰もいなくなっ”ていくので人名もすんなり頭に入るように。

島の邸宅に招かれた10人だけというクローズドサークル、不吉なインディアンの詩を再現する見立て殺人。次に誰が死ぬ?犯人は誰?などと考えながら読むうちに、「そして誰もいなくなった」…
人数が随分と減ってからは、本当に驚いた。
実はクローズドサークルではなくて、外部犯、もしくは11人目がどこかに隠れているのでは?と素人ながらあれこれ考えて、最後の種明かしでなるほど!と。

後味が悪いとか、グロいとか、そういうのはなく、読んでる間はドキドキするし、種明かしまで読み終わるとスッキリした。
他のアガサ・クリスティーの作品、推理小説、海外文学をもっと読んでみようと思った。
2016/12/01

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未所持(図書館)
感想投稿日 : 2016年12月1日
読了日 : 2016年12月1日
本棚登録日 : 2016年12月1日

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