北村薫の描く主人公が大好きだ。
凛としてて、一本芯が通ってて、明るく前向きで、妙に生真面目だけどユーモアもある。
読んでて爽やかで清々しく温かい。
今回もそんな女性が主人公。
「永遠であるというなら、一瞬さえ永遠だ。」
そうなんだ!人生は目的ではなく一瞬一瞬の積み重ねの過程なのだ。
人生が旅なら、どこへ行くかが問題なのではなく、どのように。どんな手段で、どんな景色を見ながら、何を感じながら、誰と出会い、誰とともに行くかが大切なんだ。それもひとつひとつの出来事を丁寧に感じ、味わいつくして楽しみながら。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2010年2月14日
- 読了日 : 2010年2月5日
- 本棚登録日 : 2010年2月5日
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