灼熱の小早川さん (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館 (2011年9月17日発売)
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本棚登録 : 595
感想 : 75
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空気を読みすぎる主人公と空気の読めなさすぎるヒロイン(で更に学園モノ)という田中ロミオお得意構成なので、ある種の安心感を持って読めた。ヒロインの厨二病の方向性が逆なだけで「AURA」とほぼ同じ設定だから、どっちかにハマればもう片方も楽しめると思う。どちらも主人公がある時点でヒロイン側に吹っ切れてからが気持ちいいのに、すぐ後に挫折させるのがロミオ流。鬼畜だけど、主人公結局いいやつでなんとかなるのがズルい。あっさり終わっちゃうのがラノベの良いところでも悪いところでもある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: bookmeter
感想投稿日 : 2015年7月18日
読了日 : 2015年7月18日
本棚登録日 : 2015年7月18日

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