アルタッドに捧ぐ

著者 :
  • 河出書房新社 (2014年11月20日発売)
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本棚登録 : 197
感想 : 51
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大学を卒業したが、進学も定職に就くこともせず、バイトと小説の執筆だけで日々を過ごす主人公の本間。ある日、その小説も自分の意図に反して主人公・モイパラシアが死ぬという展開に陥り、書くこともやめてしてしまう。本間は原稿用紙と「死んだ主人公の腕」を庭に埋めようとするが、そこからは小説内でモイパラシアが飼っていた、トカゲのアルタッドが現れるのだった。同時期に庭に現れた同じく小説内のサボテン・アロポポルもアルタッドもある意味「普通の」動植物だが、ともに生活し彼らを見つめるうちに、本間は少しずつ変わっていく。(続

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: bookmeter
感想投稿日 : 2014年12月21日
読了日 : 2014年12月21日
本棚登録日 : 2014年12月21日

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