女子のキャリア: 〈男社会〉のしくみ、教えます (ちくまプリマー新書 188)

著者 :
  • 筑摩書房 (2012年10月9日発売)
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なかなかおもしろかった。今は女性が社会で活躍する時代への過渡期で、社会や人の理解を0から10にするのは難しいけど、1にすることを心がけよう、というのは納得。
だけど、例えば働く母親が職場の理解を得るために、帰宅後も上司に仕事の電話してまだ仕事アピールするとかいう方法はちょっとやだ。ましてや、そこに子どもの「ママ、お腹すいた」って声があったらますますいいとか…母親は、そもそも帰宅後はとにかく子どもの世話に追われるからそんなこと無理!母親は子どもが寝た夜か朝方に持ち帰った仕事したり残った家事してる人が多数でしょう。ってことで、根本的に分かってないんじゃ?ましてや子どもを使うとか、あざとくて好きじゃない。全体的に提案されている方法が好きになれないなぁ。
事務職についての、単線複線複々線は参考になった。大学職員は複々線を目指すべき。教員と学生を支援するのが仕事だけど、それはアシスタントというわけじゃない。流れ作業ではなく、きちんと先々まで考え、実行していかなくては。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年1月22日
読了日 : 2015年1月22日
本棚登録日 : 2015年1月22日

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