ミステリーとはつゆ知らず・・・。
実際読んでみると・・・うーん。
ミステリーとして読むものではない気がします(笑)
実際前半にミステリー要素は皆無です。
半ば近くまで読んで唐突に事件が始まり、
また唐突に新しい人物が登場して、
事件はいきなり解決します。
だからミステリーと言われると、
なんだこれ??って、感じになってしまいますが、
この本は事件が解決したあとがいいんです。
解決した後に関係者からの調書の形で、
人間関係やその人物像が鮮やかに浮かび上がってきます。
そしてずーっと最初に出てきた人を主人公と思って
読んでたけど、
最後にあぁ書きたかったのはこの人だったのかなと
間違いに気付かされます。
そこはまさに有吉さんの作品だなぁという感じ。
最後がよすぎて前半がとても無駄に思えます。
なんでこんな形を取ったのでしょうね??
その部分をもっと濃密に書いてくれてたら
もっとよかったのにと、
有吉さんにしては少し残念な感じのする作品でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本
- 感想投稿日 : 2017年6月25日
- 読了日 : 2017年6月16日
- 本棚登録日 : 2017年6月25日
みんなの感想をみる