黒野さんは「万寿子さんの庭」が結構よかったので、新刊ということで読んでみたんだけど、まったく違った作風。あちらはユーモアありの人生しみじみって感じだったけど、こちらはYAぽい青春スポーツものだった。主人公の美麗ちゃんの胸がデカイことだけが取り柄なんて揶揄されるし、お気軽女風なんだけど、実は優しくて男につくす古風なタイプ。その彼女がいかにして巻き込まれながら、成長していくかって話。格闘技全般うとく、いわんや女子格闘技―ジョシカクという世界を全く知らなかったけど、読み終わって、検索してみれば、実在も実在。「ジュエルズ」の選手やラウンドガールの方たちは、小説同様は、これが格闘技の選手かと思うほどのかわいさと普通さ。黒野さんは体当たり取材の後に書きあげたらしく、出版記念のイベントにジュエルズの面々とにっこりの写真発見。http://gbring.com/sokuho/news/2010_08/0828_jewels.htmジュエルズの面々はにっこりかわいい笑顔。普通これだけ女性に囲まれるとニヤけそうだけど、彼女たちの戦う姿を知ってるから黒野さんはニヤけてないわけか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年10月4日
- 読了日 : 2010年10月3日
- 本棚登録日 : 2010年10月4日
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