ぼくには数字が風景に見える

  • 講談社 (2007年6月13日発売)
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数字を見ると、色や形が浮かんでくる、共感覚のの持ち主のダニエルのおはなし。
11は、ひとなつこく、5は騒々しい、、、数字にイメージがある。
最後に、てんかん協会の寄付を集めるために、πの数字をたくさん暗唱するというチャレンジをするが、それらの数字が風景のように見える。
不思議な感覚だ。
また、語学の才能もあり、1週間で、アイスランド語を覚えるというチャレンジもしている。
言語も感覚的に覚えることができ、どの言語も別の言語を学ぶための足がかりになるそうだ。
こちらも、いろいろ勉強になる。

数字や言語の才能以外にも、家族との話、リトアニアの話、ニールとの出会い、、、全ての話が素敵だった。
この文章から、ダニエルさん自身の穏やかで、温和な人柄が溢れ出ている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年5月20日
読了日 : 2022年5月20日
本棚登録日 : 2022年5月20日

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