カテゴリをミステリにしちゃったけど、どうなのかなぁ。
『楽園のカンヴァス』と対になっているようで、視点は異質なのかな。
こっちのスタイルの方が、通常のマハさんのスタイルに近いような気がする。
取り敢えず思ったのは『楽園のカンヴァス』を読了しておいてよかったということ。
この2冊はセットで読んだ方が絶対面白い。
マティス、ドガ、セザンヌ、モネと、今となっては高名な画家たちを描いた連作短編集。
それぞれの画家の晩年、しかも関わりのある人たちの視点で語られることで
マハさんが持っているこの画家たちへの愛情、
そして作品たちへの愛情がよりくっきりと描き出されていると思った。
『楽園のカンヴァス』に出てくるルソーとも時代が被っている。
この時代の、特にフランスの画壇がお好みなのかな。
この感想を書き終えたら、
まず最初にここに出てくる画家たちをWikiってみようと思う。
印象派は個人的にあまり詳しくないので(ルノアールくらいしか知らない)
逆に興味をそそられた部分もあるのだが
どこかに寄稿されてたフェルメールの話も面白かったので
19世紀末よりもっと前の画家の話もマハさんの筆で読んでみたいと思った。
中世の宗教画とか、フランスやスペインの宮廷画家の話とか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ/サスペンス/ホラー
- 感想投稿日 : 2013年5月2日
- 読了日 : 2013年5月2日
- 本棚登録日 : 2013年2月27日
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