巻頭の人物紹介があーハヤカワだなーという感じがする。
なんつーか几帳面というか。
元警察官の探偵がでてくるとか、信用してた人との決別があったり
堂場さんの警察小説の定番の設定をこれでもかと盛り込んだ印象。
ちょっと前に読んだ『ラスト・コード』も似た雰囲気の話だった気がする。
とはいうものの、主人公が外国人だとか、目新しい設定もなくはない。
堂場さんの話はあまりにも主人公が痛々しくて読んでてしんどいものと
読み進むにつれてワクワク感が倍増してくものとあるんだけど
今回のこの話は後者の方だった。
大きく括ると悲しい方の結末だったけど、
最後の一行、ブラウンが濱崎に言ったひとことで
ニヤリとして読み終えることができた。
最後のひとことで読後感がガラッと変わるという快感。
これがあるから本読みはやめられない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ/サスペンス/ホラー
- 感想投稿日 : 2013年2月1日
- 読了日 : 2013年2月1日
- 本棚登録日 : 2013年2月1日
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