執事の分際 (白泉社文庫)

  • 白泉社 (2005年11月15日発売)
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本棚登録 : 1183
感想 : 92
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この話とか『ジェラールとジャック』を読むと
確かに『西洋骨董洋菓子店』とか『大奥』はBLではない。
『きのう何食べた?』もゲイカップルが出てくるだけでBLではないかも。

番外編?の『シノワズリ』から数えると親子2代?3代?に相当する時間が流れる。
その間にフランス革命が起こったりする割に
貴族であるアントワーヌに身の危険が迫ることなく(経済的危機はあるが)
平穏な生活を送れていたりとかするのは
正直ちょっと時代考証が甘いような気がしないでもないのだが
そこはアントワーヌのおバカっぷりでカバーできてるのかなと。
気にならないとは言わないけど、気にするのが馬鹿馬鹿しいとは思った。

吹き出しの中にはない手書きの台詞の可笑しさと
ラブシーンの色気が無理なく共存してるのがよしながさんの力量なのかな。
色っぽいんだけど生々しさがないのがいいと思う。個人的に。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BLコミック
感想投稿日 : 2013年5月29日
読了日 : 2013年5月29日
本棚登録日 : 2013年5月29日

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