風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社 (1993年4月20日発売)
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感想 : 258

再読…なので分かっちゃいるのに!
ハラハラハラハラ!
堂々たる話の運びに手に汗握りつつ、一方で丹念に張り巡らされた伏線や条件に、ほうと溜息をつきつつ。

それにしても名場面のオンパレードです。
折伏で名前を掌握するほんの数行が、はんぱない迫力。
延主従を招いてのクライマックスは言わずもがな。特に最後、六太が尚隆スパコーンするのが楽しい。
あの柴犬ちゃんなんかもそうですが、緊張と緩和が並外れて巧みで、頁の上でいいように転がされて大変気持ち良い読書でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年1月29日
読了日 : 2019年1月29日
本棚登録日 : 2019年1月29日

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