塩の街 (角川文庫 あ 48-3)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年1月23日発売)
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本棚登録 : 29419
感想 : 2099
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有川浩デビュー作!
「空の中」「海の底」と並ぶ自衛隊三部作の第1作とのこと。
SF+恋愛小説っという感じ。
前半と後半の大きく2部構成です。

設定がすごい。
塩が世界を埋め尽くす物語。
塩の結晶が地球に飛来してきたことで、人間が塩になっていく。「塩害」。社会が崩壊していく世界。
なんで、人が塩になっちゃうの?
その原因も語られていますが、あまり納得はいかない(笑)

そんな設定の中で暮らす秋庭と真奈の二人。
その二人が出会う様々な人物。
世界を救う?として出会った人物。
そして、秋庭がとった行動とは?

ハチャメチャな展開ながらも、秋庭と真奈との恋愛度が上がっていきます。
塩害を救うための大スペクタクル、サスペンス、アクションっと思いきや、二人の恋愛ドラマです(笑)

後半部分は、後日譚や前半の登場人物たちのサイドストーリ。ここでも、暖かい?恋愛ドラマが語られています。

楽しめました。
「空の中」は随分昔に読んでました。
「海の底」はまだ読めていないので、これを機に読みたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2024年3月24日
読了日 : 2024年3月24日
本棚登録日 : 2024年3月24日

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