去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2016年4月12日発売)
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本棚登録 : 3637
感想 : 313
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ややこしく、理解しづらい!
いろいろ凝りすぎで、とても読みにくい構成
っていうかこの構成そのものも本書の特徴(凝りすぎポイント)(笑)

全体のストーリをつなげるのは読者にお任せっていう感じで、ばらばらのピースを理解していかなきゃいけないのが辛い。
最後の最後で真相が明かされるので、二度読みすることを前提としているのかもしれません。
そういう小説、面倒くさくて嫌い(笑)

ストーリとしては、
ライターの「僕」は、本を書くために、猟奇殺人事件で死刑判決をうけた被告に会いに行きます。
なぜ、被告は二人の女性を殺害したのか?
その事件の真相を明らかにするために、関係者に会いに行きますが、その関係者も歪んでいる人たち。
被告も含めて、狂気な人たちの中で、何が真相なのか?
といった展開。

基本、「僕」とか「君」とか、っていう表現ばかりなので、叙述トリックを使ってミスリードさせるパターンですが、段々と、誰が誰なのかわからず、混乱していしまいます(笑)
ちゃんと真剣に読まないといけないですね。

んで、最後に犯人の独白..
そして真相が明らかに。
あのシーンは、こうだったのね。っていうのがわかります。

ページ数が多くないのに、読むのが疲れる物語でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2020年3月29日
読了日 : 2020年3月29日
本棚登録日 : 2020年3月29日

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