意外にえぐい、そして重い。
「命」をいただくというシーンがえぐい。
生きるということをしっかりメッセージとして伝えられました。さらに母親からの手紙に目頭が熱くなります。
主人公倫子は、同棲していたインド人の恋人にすべてを持ち去られて関係終了。
そして、声を失う。
って声そんなに失っちゃいます?
故郷に戻った倫子は、小さな食堂を始めることに。
ここで描かれるのが母親と倫子の確執。
母親を憎む倫子。祖母に育てられ、祖母からいろいろ料理の手ほどきを受けていました。
また食堂を始めるにあたって、いろいろ突っ込みどころ満載。しかし、周りの人たちが優しい。
って、なんで、そんなに料理ができるの?
自分でパンも焼けるし..
料理のレベルが想定と違うんだけど(笑)
そして母親の癌が見つかり..
母親の想いが徐々にわかってきて..
そんな母親の為に、飼っていた豚をさばく!
このシーンがグロい、そして、えぐい。
申し訳ないけど、とばしぎみに読んでしまいました。
自分もそうした生き物の命をいただいて生きているわけですが、やはり屠殺シーンは厳しい。
そして、母親からの手紙。
これはずるい(笑)
熱いものがこみ上げます。
いろんな感情を一気に経験できる物語です。
評価が分かれそう(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年2月25日
- 読了日 : 2024年2月25日
- 本棚登録日 : 2024年2月25日
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