四日間の奇蹟 (宝島社文庫 347)

著者 :
  • 宝島社 (2004年1月1日発売)
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感想 : 817
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再読!
やはり泣ける。10年ぐらい前に読んで、衝撃を受け、ストーリも覚えていましたが、再度読み直しました。
第1回「このミステリーがすごい!」大賞・金賞受賞作品。
本書は「このミス」シリーズを読み始めるきっかけになった作品ですが、正直、その後は「このミス」で素晴らしいと思える作品にはほとんど出会えませんでした。

ストーリとしては、脳に障害を負った少女千織。その少女を助けるために指を失ったピアニストの如月。山奥の診療所を千織のピアノを演奏するために訪問します。
その診療所で如月に好意をもっていた真理子と再会します。
しかし、ここで事故が発生。千織をかばった真理子は重体に。
そして、不思議な出来事が起こるといった鉄板のストーリ展開。

生きるということ
自分自身と向き合うということ
切なさ、辛さが伝わってきます。
そんな癒しと再生のファンタジーです。
後半はストーリがわかっていながらも心揺さぶられ、熱いものがこみ上げてきます。

さらに、本書で出てきたピアノ曲
「別れの曲」
「月光」
ストーリと曲がつながります。

これ、やっぱり映像で見てみたい。
とってもお勧め

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2020年5月30日
読了日 : 2020年5月30日
本棚登録日 : 2020年5月30日

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