賭博/偶然の哲学 (シリーズ・道徳の系譜)

著者 :
  • 河出書房新社 (2008年10月1日発売)
4.14
  • (8)
  • (1)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 65
感想 : 12
5

競馬好きの哲学者(という紹介で合っているのか?w)が「賭博とは何なのか?」という問いに向き合った一冊。タカモト式から入って予想する・賭ける・勝つという行為/結果の奥深さを教えてくれる第1章からもう面白すぎる。未来の予測精度を上げることに全力を注ぎながら「勝つ可能性が低いと考えられる」穴馬を買って、さらに「予想を裏切るサプライズを期待する」という矛盾。偶然にもあれこれ議論を呼んでいるサッカーのカタールW杯の最中に読めたのは良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月12日
読了日 : 2022年12月12日
本棚登録日 : 2022年12月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする