海に生きる人びと (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社 (2015年7月4日発売)
3.64
  • (5)
  • (6)
  • (9)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 215
感想 : 12
4

宮本常一『海に生きる人びと』読了。

これを電子書籍で買ったことが大きな間違い。
ただなんとなく漠然と読んでいると眠くなってしまいましたが、
目的をもって読めば学術的にとても意義深い書籍だと思います。
特に、江戸時代前後の人々の活発な動きが描かれていて、司馬遼太郎『菜の花の沖』を読んでも思うところですが、当時の人々の交易の豊富さが描かれて、
一般的に言われている「鎖国=停滞」という歴史観に風穴をあける書籍だと思います。
が、電子書籍ではなく、紙で読むべき一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年4月5日
読了日 : 2016年4月5日
本棚登録日 : 2016年4月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする