タイトルからの直感のみで棚差しから購入。
解説まで読んではじめて、この作品集の肝が理解出来た。
一見すると全くバラバラに独立した五つの短編集のようで掴み所がないが、丁寧に読み込むことで物語同士が共鳴するとは驚き。読み手が気づく事で、各物語の’孤独’が救われる。
第一印象では「オムレツ少年の儀式」「猫舌男爵」が好き。結局、猫舌男爵についてはわからずじまいだったが、みんな幸せな結末を迎えてなにより。
繰り返し読み必至。
1刷
2021.6.12
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年6月12日
- 読了日 : 2018年3月2日
- 本棚登録日 : 2021年6月12日
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