フビライハーンに仕えたマルコポーロ。
ジェノヴァの牢に幽閉され、そこで三人の囚人と過ごすことになる。
退屈に苦しむ彼らに、東方見聞録を聞かせ、一時の脱獄を与える。
法螺吹きマルコの語る物語はいつも肝心なところが解せぬまま終わってしまう。
そこで、三人は知恵を絞るのだが...
マルコポーロの東方見聞録を下地に創作されたミステリだが、ちらりほらりと「生きて虜囚の辱めを受けず」の戦陣訓が見え隠れするのあたりが柳氏らしい気もする作品でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月16日
- 読了日 : 2023年1月16日
- 本棚登録日 : 2023年1月16日
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