2005年に出版された羽生善治の本
中原誠や米長邦雄などの逸話
加藤一二三の継続力などの話題もある
他には若い頃の振り返り
今の自分との違い
将棋だけでなく、他の業界の人にとっても有用な考えが沢山
目先の一勝ではなく、将来のために考える
集中するには余白が必要
これは、ジョン・ハンター「小学四年生の世界平和」で語られてたエンプティスペースの考えにも通じる
余白がないと目の前の事に集中するのもなかなか難しいですからね
熱意を持って将棋に向き合い続けられるのがプロ
瞬間的な力ではなく継続力こそが必要
出版された当時は三冠だったか四冠だったか?
今や無冠で九段と呼ばれている現状ですけど
先の藤井六冠とのタイトル戦にしても未だトップレベルであるのを感じたし
以前の棋風とも違う現代の流れを踏襲しつつ、他の人が指すようなコンピュータの評価値にとらわれない戦法を選んでいるあたり、まだまだ熱意は失われていないのだなぁと感じる
そんな羽生さんを跳ね除ける藤井七冠がものすごい別格という事なんだよなぁと改めて思う
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年6月25日
- 読了日 : 2023年6月11日
- 本棚登録日 : 2023年6月25日
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