逢沢りく 上

著者 :
  • 文藝春秋 (2014年10月23日発売)
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本棚登録 : 1143
感想 : 88
5

猫村さんの作者のマンガ。
逢沢りくという中学生が主人公。
母親業を完ぺきにこなすママと
かっこよくてもてる浮気なパパと三人家族。

りくはすごく美しくて特別な女の子。
ママの影響できたないものが嫌いで関西が大嫌い。

でもママが仕事復帰でキャリアをつけるために
関西のおばさん一家に居候することになる。

上巻は逢沢りくの東京の家族の話が多く
いけすかない感じのママの嫌な空気がまとわりついて
さらに逢沢りくの自分は特別と大人や周りを見下す
中学生独特の主観がすごく嫌な感じにかかれている。

上巻の半ばから大阪に舞台はうつって
話好きの楽しいおばちゃんと落ち着いてるけど
おもろいおっちゃんとその息子、更におばちゃんの
孫の時ちゃんなどが絡んできてすごく読み心地がよくなる。

りくの幼児の時ちゃんへの態度は大人げない。
でも中学生ならこれぐらいの態度とるかもしれない。

嘘泣きが得意だったりく、
でも最後は本気で・・・。

時ちゃんと小鳥のチーパッパのくだりで
私も泣けた。とても読み応えのあるマンガだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: レンタル
感想投稿日 : 2014年12月8日
読了日 : 2014年12月8日
本棚登録日 : 2014年12月8日

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