あまりにも激動の人生。
確かに一つ道を踏み外して、坂道をごろごろと
転がり落ちる人もいるだろう。でもここまでなんて・・・。
これが松子の語りだけで書かれていたら重過ぎて
とても読んでいられないけど、昭和時代の松子の語りと
平成を生きる甥っ子の笙の語りと入れ替わりで
書いてあったからなんとか読めた。
松子の一生は、自業自得という部分もあるけれど
もう少し気を抜ける性格だったら、
人を信じすぎてあまりにも一途に突き進まなければ
どこかで修正出来たのかもしれないのになぁ。
面白かったから星5つあげたいけど、松子の一生が
無念すぎたので1つ減らして星4つ。
色んな意味で、読み返す事は絶対にないだろう。
映画のホームページを見たら悲劇が度を越すと
喜劇みたいな感じになっていた。本とイメージ違うけど面白そうかも。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年6月11日
- 読了日 : 2006年3月27日
- 本棚登録日 : 2011年6月11日
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