作者渾身のサスペンス警察小説。非常にテンポの良い文体で三部作一気読み。全くキャラの違う二人の若い女性刑事が主人公。物語は一見バラバラに思える誘拐事件、立てこもり事件がある大きな意図を持って進んでいく。前半は目まぐるしく展開するストーリーに釘付けになったが後半の展開はかなり強引で荒唐無稽な感じかな。ただダブルの主人公のキャラの違いをアクション、恋愛、組織との関係を通して鮮やかに描いている所は流石。「 愛とは人間同士が殺し会わないようにはめられた枷である 。」ジェノサイドにも似たようなフレーズがあったな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ハードボイルド
- 感想投稿日 : 2012年2月10日
- 読了日 : 2012年2月10日
- 本棚登録日 : 2012年1月9日
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