パンドラの匣 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1973年11月1日発売)
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本棚登録 : 4269
感想 : 342
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「パンドラの匣」もいいけど「正義と微笑」のほうが好きかな。
「正義と微笑」の主人公が小生意気でタイヘンです(笑)人を見下す様子が可愛げなくて何度か本を閉じかけましたが、我慢して読んで良かった。

お兄ちゃんとのやり取りも良い。

「なんだ、もう行くのか。神の国は何に似たるか」と言って、笑った。
「一粒の芥種のごとし」と答えたら、
「育ちて樹となれ」と愛情のこもった口調で言った。

作家のお兄ちゃん、流石よね。この部分に影響されて
聖書もちょっと気になりましたよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年7月6日
読了日 : 2023年7月6日
本棚登録日 : 2023年7月6日

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