この作品を知ったきっかけは、友人がカセットテープに録音したラジオドラマからでした。
美しいメロディ、少し鼻にかかった温かみのある歌声、メルヘンのような残酷なおとぎ話のようなストーリー……。
登場人物も魅力的です。
常に正確な時刻を知っていたい「時計中毒」の主人公ヒロコ、彼女の恋人と名乗る魚の目をしたサカナ男、顔が時計盤になっている時計少女。
一気に谷山ワールドに引き込まれました。
それから約20年を経て、初めて原作本を手に取る事ができました。
ふわふわした文体でさらっと読めるのですが、しっかり心に残りました。
ラジオドラマが原作に忠実だったんだと感心。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年1月7日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年1月7日
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