とうへんぼくで、ばかったれ

著者 :
  • 新潮社 (2012年5月22日発売)
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本棚登録 : 334
感想 : 67
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吉田、エノマタさん。
前田、りえぽん、みっちゃん、枇杷介。

面白い。
一意専心タイプの自分は好きな人の靴下のローテーションすら知りたい吉田の勢いがリアルで。

美しい常識の持ち主・前田の意外な不倫に驚き。

そして、エノマタさん。
「とうへんぼく」を辞書で調べたら、
[偏屈な人や一風変わった人、気の利かない人のことで、そういった人を嘲う言葉である。]

厄介な人だよな、
好きになったら辛いよなって、
んもう、見てらんない
って吉田を応援しつつ読み進めた。

わからなかったのは、
中央バスで見慣れぬ風景の中、何処に行ったかって事。
もうひとあばれって?

朝倉かすみさんに色々伺いたくなる作品だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年8月17日
読了日 : 2012年8月17日
本棚登録日 : 2012年8月17日

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