むかし、
ちいさなあおいくもがいた。
くもは、しあわせで、
いうことなしーーーーだ。
という言葉で始まる絵本。
のんびり、ほのぼのとした絵本かな、
と読み進めてみたら、
そうじゃなかった。
ある日、
地上では
白、黒、赤、黄の人間が殺しあいをしていた。
それを見たあおいくもは、決心します。
雨を降らせて、
何もかも真っ青にしたのです。
すると、
みんな争うのをやめて、なごやかに暮らした、というお話です。
みんなが同じなら、争いがなくなる。。
というアイデアには大賛成というわけではないけど、
まぁ、段階として、ひとつの方法かも知れない。
ただ、ひとつだけ気になったのは、
平和になって、青い人たちがお祭りをしているページで、左端にいる男が、一人だけ緑色だということです。傘をさしていて、青い雲の雨に濡れなかった様子です。
不気味なことに、手には斧を持ってるし。。。
一人だけ、青に染まっていない。
ウンゲラーさんの物語ほ、一筋縄では行かないようです(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2022年4月8日
- 読了日 : 2022年4月8日
- 本棚登録日 : 2022年4月8日
みんなの感想をみる