あおいくも

  • ブロンズ新社 (2010年6月1日発売)
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本棚登録 : 149
感想 : 22
4

むかし、
ちいさなあおいくもがいた。

くもは、しあわせで、
いうことなしーーーーだ。

という言葉で始まる絵本。
のんびり、ほのぼのとした絵本かな、
と読み進めてみたら、
そうじゃなかった。

ある日、
地上では
白、黒、赤、黄の人間が殺しあいをしていた。

それを見たあおいくもは、決心します。
雨を降らせて、
何もかも真っ青にしたのです。
すると、
みんな争うのをやめて、なごやかに暮らした、というお話です。

みんなが同じなら、争いがなくなる。。
というアイデアには大賛成というわけではないけど、
まぁ、段階として、ひとつの方法かも知れない。

ただ、ひとつだけ気になったのは、
平和になって、青い人たちがお祭りをしているページで、左端にいる男が、一人だけ緑色だということです。傘をさしていて、青い雲の雨に濡れなかった様子です。
不気味なことに、手には斧を持ってるし。。。
一人だけ、青に染まっていない。

ウンゲラーさんの物語ほ、一筋縄では行かないようです(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2022年4月8日
読了日 : 2022年4月8日
本棚登録日 : 2022年4月8日

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