花粧山の麓に住む老夫婦の家は、山と人の世の臨界に建つ。二人は山に入ろうとする人を見送り、迎え、待つ。そのためにそこにいる。もう二十年もそうやって生きてきた。二人はなぜ、そういう暮らしをすることになったのか。愛しい人を追いかけて山に入ろうとする真帆子にそれは語られる。
愛され求められる人の傍にいることより、自分が求めるその想いに添い遂げたいという狂おしいほどの思い。しかしそのために…。
中学の図書室にあったけど、中学生にはちょっと厳しいかなあ。難しい言葉遣いも多いし。
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- 感想投稿日 : 2012年8月11日
- 読了日 : 2012年8月11日
- 本棚登録日 : 2012年8月3日
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