たまゆら

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  • 新潮社 (2011年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103063322

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たまゆらの感想・レビュー・書評

  • いなくなった好きな男の子が
    「山へ行く」と言い残していたことがわかり、少女は探しに行く。
    人が住む限界の場所に老夫婦が住んでいて
    そうして山へ入ってくる者たちを助けていた。
    その老夫婦もまた重いものを抱えていた。
    少年はその家へ寄っていて、半年経っても戻っていなかった。
    それでも探しに行くと言いはる少女におばあさんは
    自分もいっしょにいくと言う。
    結局老夫婦と三人で行くことになり
    雪の道中でおばあさんが過去の話をする。
    その様子がすばらしい。
    雪の深いところにいることがこれでもかというぐらい
    伝わってくる。
    コーヒーを飲んだり、おにぎりを食べたり、
    そのなかで雪は降り続け、霧が近寄ってくる。

    会えるのか?生きているのか?と引き込まれる。

    時間の流れの描き方がすばらしい。

  • 生きるということ
    自分の生きる道に責任を負うということ
    出逢いということ

    しんと 何かに打たれたかのような読後感だった。

  • あさの作品はバッテリーについで2作目。
    男と女の関係がここまで深い関係があるのかと思う。
    そういった関係に憧れもあるかもしれない。
    小説の最後が幾分わかりにくい。
    私の読解力不足か?

  • あさのあつこさんの文章には、いつも引き込まれる。自然の描写。
    伏線が多くて、いつも書ききらず終わるところが、なんだか好き。

  • 自分を制御できないほど好きな人と出会えたら、もう覚悟を決めなさい…とこの本は言っている。それがどんな結果を引き起こそうとも。

    愛されることって嬉しいし、自信が持てるし、いいことだとは思うけれど。どれだけ愛してくれる人と過ごしても、自分が愛する人のそばにいる幸せには決して敵わないのだなあと思った。

  • 罪を償うということ、生きるということ。
    臨界を舞台にして、人の世で生きるということが描かれている。

  • 人の世と山、生と死の臨海に住む老夫婦。
    ことばが音のように連なって幻想的な世界が広がっていく。
     
    でも、どうも陽介が冬山で一年間生きていくという現実味のなさが受け入れられない。

  • 2014年2月西宮図書館

  • 山で暮らす老夫婦のところに、一年も前に、山に入った友達を探すために若い女性がやってきた。
    ぬばたまと同様、あまりよくわからない話だった。

  • 始めは、よく分からなかったけど、読むに連れて引き込まれた。
    なかなか面白い。

  • 一度入ると、帰って来れない深い山の入口で、そこに入る人を静かに迎えるために自給自足の生活をしている老夫婦。18才で父親を殺してしまった陽介を追って、幼なじみの真帆子は老夫婦のもとへやって来て、30年前の家族惨殺事件の話を聞く。真帆子の選んだ道は。老婆の穏やかな語りで綴られる、愛の物語。

  • 臨界に住む夫婦。山を彷徨う人、溶け込む人、飲み込まれる人、そして戻ってくる人。連れ戻す人。強い念いの姿を呼び起こせた。

  •  人間の持つ闇の部分が描かれている。人を好きになることの恐ろしさを感じた、重たい話。
     山が異界への境目であること、心に様々なものを抱えた人々がそこへやってくる。その境目で暮らす老夫婦にも秘密が・・・ 
     そんな様々なものを抱えていても、生きていかなくてはならないと思わせるラストだった。

  •  花粧山の麓に住む老夫婦の家は、山と人の世の臨界に建つ。二人は山に入ろうとする人を見送り、迎え、待つ。そのためにそこにいる。もう二十年もそうやって生きてきた。二人はなぜ、そういう暮らしをすることになったのか。愛しい人を追いかけて山に入ろうとする真帆子にそれは語られる。
     愛され求められる人の傍にいることより、自分が求めるその想いに添い遂げたいという狂おしいほどの思い。しかしそのために…。
     中学の図書室にあったけど、中学生にはちょっと厳しいかなあ。難しい言葉遣いも多いし。

  • 胸の内の描写は細やかだと思う.
    でも、山に入った後の描写にいまいちイメージがわかなかった.

  • 過去に囚われ、山に囚われた老夫婦と、少年を追い求める娘の切なさと心もとなさが痛々しいです。

    人は、背負う贖罪から逃げたくて、何かに呼ばれるように花粧山(かしょうやま)に向かいます。
    その山の中腹、生と死の臨界に住み、山へ向かう人と山を降りる人々を見送っている老夫婦。
    静かな生活の中で、お互いを愛おしむ優しさに惹かれます。
    でも、二人が背負う過去の贖罪も痛々しく…。

    雪山の冷たさと怖さに、そっと春の光が差し込むような再生を感じます。
    山に導かれるように、引き込まれて読みました。

    あさのさんの綺麗な表現が幻想的な世界を作っています。

  • 人が簡単に踏み込んではいけない山

  • リアリティがありそうでない。ファンタジーのようで其ほどでもない。

    このてのあさのさんは、好みでないな〜

  • うーん。。。疑問点だらけ。
    ・なぜタイトルが「たまゆら」なのか
    ・陽介が父を殺した理由は結局なんなの
    ・真帆子の思いが本物の恋とはおもえないどちらかというと呪い
    ・ゲンイチの気持ちがまったくわからない
    ・山でのゲンイチへの日名子の独白が全く浸み込まない自己満足にしか感じられない
    ・そもそも雪深い山で陽介が生き永らえたミラクルはなに
    ・その陽介が雪崩を逃げ切った体力はどこかr
    ・ヒバはどこでなにと番って毎年仔を産むというのか
    ・親を殺して6年で出所できるもんなのか


    などなど。。。たまゆら、とは正反対の永久の業とか妄念だとかそういう言葉が似合う内容、でした。重い。

  • ぬばたまと同じような雰囲気の小説
    でもたまゆらよりも少し穏やかな感じ

    あさのあつこのこういう黒い話も結構すきだなー
    ぬばたま然り、十二の嘘と十二の真実然り

  • 和図書 913.6/A87
    資料ID 20111036372

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たまゆらの作品紹介

「離さない。絶対に離さない。もう二度と、行かせたりしない」ここから人の世が尽き、山が始まる。そんな境界の家に暮らす老夫婦の元へ、一人の娘が辿り着いた。山に消えた少年を追っていると言う。しかし山はそう簡単には、人を受け入れない。人でなくていいのなら、越えてしまえ-。狂おしいほどの想いにとらわれ、呼ばれるように山へ入った人々の赦しと救いを描く慟哭の物語。

たまゆらのKindle版

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