太公望 中 (文春文庫 み 19-10)

著者 :
  • 文藝春秋 (2001年4月10日発売)
3.94
  • (107)
  • (115)
  • (120)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 882
感想 : 42

文明は滅びやすいが文化は滅びにくい。文明は学びやすく得やすいため、他がそれを凌駕する時が来る。が、文化はそうはいかない。馬車は文明であり文字は文化である。速い馬車は造れても文字に勝るものをつくるのは難しい。(p 253)

学問とは、耳目で識ったことを生きながら考え、生きながら活かすこと。(p 288)

平等と公平 - 民族が定住すれば、組織が必要となり、人に上下ができる。それはやむを得ず、つまり、平等はあり得ない。それぞれが能力に応じて尽力し、それが報いられる組織を作るというのが公平である。(p 361)

夏、商、周、春秋時代。夏は禹王から桀王まで17。471年間。桀王は湯王に敗れる。

威福 - 時に威圧を与え、時に福徳を与え、人を従わさせること。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月20日
読了日 : 2022年4月19日
本棚登録日 : 2022年4月19日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする