キノの旅 (7) the Beautiful World (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2003年6月10日発売)
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感想 : 161件
ずーっと思ってたんだけど、キノの旅って星新一感あるよな、一つの事実に対して多面的な視点を当てるところとか。他国や他人に対して、キノがあくまで客観的な立場を保っていることが効いてると思う。
■何かをするために・b
■迷惑な国、、、「ある程度の迷惑」で割り切れるレベルじゃないと思うけど、彼らの国の技術力からしたら「ある程度」。これも価値観の相違というかなんというか。通りすがりだからできること。
■ある愛の国、、、羊てあんた
■川原にて
■冬の話、、、情景描写が特に秀逸、なんてことは全然ないんだけど、キノの旅のこういう静寂に満ちた、閉じた話は好き。時々挟まる雪の描写が好きだなあ。オチは別にどうでも良かった。
■森の中のお茶会の話、、、キノの旅らしい残酷さ。師匠お化け苦手なのめっちゃ意外。
■嘘つき達の国、、、これはすごく印象に残ってた話。まさか男も嘘つきだとは。幸せの形とは?
■何かをするために・a、、、キノにもこんな時代があったんだなあーって話。罪悪感とかじゃなくて、キノはちゃんと自分で選んで今のキノになったんだなという安心感。師匠との日常が可愛い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年4月15日
- 読了日 : 2021年4月4日
- 本棚登録日 : 2021年3月23日
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