最初は1人の筆者につき2ページのみという構成に戸惑ったが、様々な (職業も年齢も性別もバラバラな) 方と「冬」を感じる本との触れ合いを、エッセイや私小説などいろんな形の文章を通して感じることができ、最後まで楽しめた。
純粋に本のレビューとして興味がひきつけられる作品も多く、またそれは、各筆者の作品紹介の仕方に魅力があるということも関係しているなと思った。
今年話題の人、又吉さんの文章を初めて読んだのだけど、読みやすくてよかった。あまり作家が本業でない有名人の書く作品が得意ではないのだけれど、彼はテレビで見る時点でなんとなく芸人ぽくない、小説家ですといっても疑わしくないような独特の雰囲気を持った人なので、割と違和感なく読めたというのもあった。
そして、今年が終わるまでに夢野久作の「ドグラ・マグラ」を読み終えることを目標にしたいと思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年8月23日
- 読了日 : 2016年8月23日
- 本棚登録日 : 2016年8月20日
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